店舗開業のとき考える項目

店舗を開業するときお金(開業するまでの費用)は大事なことです。

建築・施工のコストが高いから別なところに頼めば安くなるのではないか。その金額は正しいのかそれとも得をした金額なのか。お買い物の感覚をフルに働かせながらいろいろなところに見積もりをしてゆくのは悪いことでもないです。

事業計画(どのくらい儲けるのか)はもっと大事です。

建築・施工コストは事業の儲けから補填してゆきます。銀行から融資を受ける、自前の資金を活用するそれでも費用の回収を10年位でしなければなりません。(昔は20年位と言われているときもあるのですが)今は7年-5年と短く想定しなければならない業種・業態もあるかもしれません。

費用の回収を考えて初期投資金額の設定。

お客様にはこうしたい、こうすれば喜んでくれる、そうすればいっぱいお客様がやってくる。そればかりで考えても、事業をしている人はものすごく考えています。(あたりまえですよね。)お客様のことばかり、自分がやりやすくなるための厨房器具や設備も同じです。

できるだけ初期投資を抑えた計画を考える。

投資した金額を「対費用効果」で考えながら、早期回収を考えることが大事です。そのために損益計算書をさきに作りましょう。そこから固定費を少なくする方法を考え開業準備をしてゆきましょう。

エスペースでは、下記の表でデザイナーの区分と施工業者の区分を業務として行っています。ご参考までに確認してみてください。

 

別冊商店建築12 店舗デザイナーのための設計製図入門から